- 【特徴1 19カ国の共同通貨】
- 【特徴2 全ての通貨ペアの中で最も取引量が多く、値動きの頻度が多い。特にロンドン時間とNY時間が重なる時間帯は値動きの頻度が非常に多い】
- 【特徴3 トレンドが継続し易い】
- 【特徴4 ドルが下落すると上昇し易い】
- 【まとめ】
【特徴1 19カ国の共同通貨】
ユーロは、EU加盟27カ国のうち19カ国で使用されています。加盟国の中で影響力の大きい国はドイツとフランスです。その為、ユーロドルでトレードする際はユーロ自体の経済指標に注目するべきなのは勿論の事ですが、ドイツとフランスの経済指標にも注目すべきです。注目すべき主な経済指標は、欧州中央銀行総裁定例記者会見・欧州中央銀行政策金利・GDP・失業率・消費者物価指数です。特に欧州中央銀行総裁定例記者会見は、ユーロドルのレートに与える影響が長時間続く事が多いです。
【特徴2 全ての通貨ペアの中で最も取引量が多く、値動きの頻度が多い。
特にロンドン時間とNY時間が重なる時間帯は値動きの頻度が非常に多い】
取引量が多いと各金融機関が色々なレートを提示する為、FX業者は提示されたASKレートとBITレートを組み合わせて狭いスプレッドをそのFX業者を利用しているトレーダーに提供し易くなります。これは単純にスプレッドが狭いというメリット以外にもスプレッドが突然拡大したり、前回配信したレートから乖離したレートを配信されて逆指値が不利な方向に滑るリスクが小さいというメリットもあります。ユーロドルは全ての通貨ペアの中で最も取引量が多い通貨ペアですからこれらのメリットを最大限に得られるのです。特にロンドン時間とNY時間が重なる時間帯(夏時間21:00~01:00、冬時(22:00~02:00)はユーロドルの取引量が非常に多いので、トレードを行う絶好の機会となります。
【特徴3 トレンドが継続し易い】
ドルストレートは実需よりもトレーディング、つまり買値と売値の差で利益を上げる為の取引が盛んです。中でもユーロドルは全通貨ペア最多の取引量である為、他のどの通貨よりもトレーディングを意識されています。トレーディングは順張りを基本とするべきです。その理由は、長時間一方向に動き続けてきたものが本格的に反転するタイミングをピンポイントで当てるよりも、これからも同じ方向へと進んでいく方に賭ける方が勝ちやすいからです。本格的な反転ではなく一時的な反転であるならばそこは押し目買い若しくは戻り売りチャンスであり、逆張りで勝つのは難しいです。少なくとも大きな利益を狙えるのは逆張りより順張りです。故にユーロドルは順張りをするべき通貨ペアであるという認識を持っているトレーダーが多く、上昇トレンドが確認出来るのであれば買い注文が殺到し、下落トレンドが確認出来るのであれば売り注文が殺到するという状況になり易く、トレンドが継続し易いという訳です。
【特徴4 ドルが下落すると上昇し易い】
ユーロドルが全通貨ペアで最も多い取引量であり、ドルが売られた際に逸早く反応して買われやすいのがユーロドルです。ドルの変動要因の影響を最も強く受けるのがユーロドルであり、基軸通貨であるドルのポジティブ情報にはユーロドルが売りで鮮明に反応します。逆にドルのネガティブ情報にはユーロドルが買いで鮮明に反応します。重要度の高いアメリカの経済指標の発表後にユーロドルに方向性が出れば順張りで攻めるのがお勧めです。アメリカの非農業部門雇用者数の結果が専門家の予想と大きく乖離した場合の値動きは凄まじいので特に注目すべき経済指標です。ドルの動きと逆の方向にポジションを持つという手法は、対円通貨ペアの動きも見て、ドル円とユーロ円が同じ方向へ連動していないのであればより確度が上がります。東京時間は比較的対円通貨ペアが同じ方向へ連動し易いので、欧州時間以降の方がユーロドルはトレードし易いです。
【まとめ】
ユーロ・ドイツ・フランス・アメリカの重要度が高い経済指標をチェック。ドルの動きを注視し、順張りでトレード。特にロンドン時間とNY時間が重なる時間帯はチャンスが多いです。
#この記事は筆者(tetsuryu)の独自解釈であり内容の正確性を保証するものではありません。