【特徴1 最も狭いスプレッド】
スプレッドが狭いという事はそれだけ取引コストが小さいという事です。その為もう損切りすべきポイントまで到達しているのに「スプレッドがもったいない!」と思って損切りせずに無理にポジションを保有し続ける事はせず、駄目だと思ったら即座に損切り。ドル円はスプレッドが狭い上に値動きの頻度が多いので、スプレッド分の損失を取り戻すチャンスは頻繁に訪れます。躊躇無く早めの損切りをして素早く気持ちを切り替える事が重要です。
【特徴2 メジャー通貨ペアとしては値動きの幅が小さい】
値動きの幅が小さいという事は一度に大きな値幅を利食うのには向きません。小さな利益をコツコツ積み重ねる事を心掛けましょう。コツコツドカンにならないように早めの損切りを。値動きの幅が小さいのに一回の損失が大きいという事は損切りが遅すぎるという事です。チャートの形状やチャート上の位置より一回の利食いの金額と勝率から失っても取り返せる金額を考慮して損切りの幅を設定しましょう。
【特徴3 実需での取引が多く、レンジ相場になりやすい】
これはつまりトレンドが形成されにくいという事です。チャート上の反転したポイントとオーダー状況を見て、逆張りを仕掛けて早めに利食うのがお勧めです。特に東京時間(9:00~15:00)に発表される仲値の時間帯はドル円が主役であり、パターン化された動きになり易いので是非ともチェックしておきましょう。尚、ポジションに偏りが大きいと反転せずに突き抜けていく事もあるので、節目まで到達したらなるべく偏っているポジションと同じ方向でポジションを持つのは避けた方が賢明です。
仲値の時間帯のトレードのコツは以下の記事をご覧ください。
ポジションの偏りは以下の記事で詳しく解説しております。
【特徴4 情報収集が比較的容易】
ドルを発行している国であるアメリカの経済指標は他のどの国の経済指標よりも豊富です。また、テレビのニュース等でもアメリカやドルに関する情報は盛んに提供されています。その為ドルに関する情報は比較的入手し易い傾向にあります。尚、日本の経済指標ではドル円はあまり反応しない傾向にあります。ドルは世界の基軸ですので、ドルの動きはあらゆる通貨に影響を与えます。その為、ドルを含まない通貨ペアでトレードする時もドル及びアメリカに関する情報はチェックしておくべきです。つまりドル円以外は多くの情報をチェックするべきであり、しかも情報が入手しずらい国や通貨の情報をチェックする必要がある場合があります。その点ドル円の場合は極論アメリカの動向さえ把握しておけば良く、比較的容易に情報収集出来るという訳です。
【まとめ】
アメリカの動向を確認して大きな流れを把握し、押し戻りを拾って早めに利食い、積み重ねた利益の範囲内での損切り。ドカンを避けつつコツコツを基本としましょう。
#この記事は筆者(tetsuryu)の独自解釈であり内容の正確性を保証するものではありません。