詐欺師の特徴、FX詐欺の手口、詐欺に遭わない為の対策方法をお伝えします。
【詐欺師の特徴】
【緊急性を煽る】
詐欺師は貴方から手っ取り早くお金を騙し取るのが目的であって、貴方と長い時間を掛けて交流を深めたい訳ではありません。その為、今すぐ行動を起こさないと大変危険であるという心理状態にしようとしてきます。
不安を煽る内容や緊急性がある内容ですぐにお金を使わせようとしたり、個人情報の提示を要求してきます。
【法的な問題に言及して脅迫する】
詐欺師は貴方に法的に支払いの義務が生じていると偽り、払わなければ逮捕されるという様に脅してくる事があります。その際に「間違って登録してしまった場合であればこちらに電話して登録解除すれば支払いの義務は無くなります。」と言って電話させて個人情報を抜き取られるというケースもあります。
【自分が何者なのかをはっきりと教えない】
自分が何処の誰なのかはっきり知られてしまうと騙した後に行方を晦ますのが困難になります。
他人と関わる時は相手が何者なのかを常に把握しておく癖を付ける事をお勧めします。
【連絡手段を限定する】
詐欺師は詐欺がばれた際に被害者に証拠を押さえられない様にする為に連絡手段を限定します。特にSNSのダイレクトメッセージのみでのやり取りしかしない人は危険です。
良心的なFX業者ならば公式サイトの分かり易い場所に電話での連絡先が明記されております。電話以外にもメールアドレスやお問い合わせフォームなどの多数の連絡手段が用意されており簡単に連絡する事が可能です。
【前払いを要求】
商品を渡す前に先に金銭を要求し、商品を渡す事無く行方を晦ますという手口をとります。金銭と引き換えに商品を渡された場合であっても、中身の確認をさせずに足早に立ち去ろうとする人は危険です。中身の確認が完了するまで金銭を渡さない様にしましょう。
【孤立させる】
人を洗脳する効果的な方法は外部からの情報を遮断して孤立させる事です。
言葉巧みに貴方の気を引いて自分に精神的に依存させて自分の言う事だけを聞く様に仕向けて来ます。貴方を孤立させて他の人からの助けを得られない様にしつつ自分の言い成りに動かそうとします。
洗脳されない様にする為には相手の発言を鵜呑みにせずに疑問を持つ事が重要です。何かおかしいと感じたら他の人の意見を訊く事で客観的な視点を持てる様にしましょう。
【同情を誘う】
可哀想な人の振りをして同情を誘い、施しを受けるという形で貴方にお金を出させようとしてきます。
この手の詐欺師の罠に嵌まってしまった人は「この人は変だな」と薄々気付いていても、お金渡すなどの手助けを続けてしまい大きな被害を被る危険な状態となっております。
【FX詐欺の手口】こういう人は怪しい!
【SNSでの勧誘】
よくあるFX詐欺の手口はSNSで勧誘してフレンドリーな態度で接し、気を許し易いムードにした上でFX詐欺を仕掛けるというものです。
FX詐欺にSNSが利用される要因は匿名でのアカウント作成、外部リンクを貼り付けて詐欺サイトへの誘導、やり取りの履歴の削除が容易に出来るからです。
【公式アプリの取引履歴を公開しない】
日本の金融庁の登録を受けたFX業者の公式アプリでトレードする場合はデモ口座と本番口座の違いが分かる様になっております。デモ口座の場合はアプリ内に「DEMO」「バーチャル」などの表記があります。
非公式のアプリや取引アプリを装った画面の場合はデモ口座と本番口座の見分けがつかない場合があります。
公式アプリであっても画面の一部を切り取ったり加工したりして本番口座とデモ口座の違いが分からないというケースもあります。
具体的にどのFX業者でトレードしているのか明言しており、公式取引アプリの全画面を無加工で公開してトレード成績の全容を長期間こまめに見せている人ならば、そのトレード成績は信用出来ると言えるでしょう。
【投資資金の振込先に個人名義の口座を指定される】
投資資金の振込先に個人名義の口座を指定された場合は怪しいとお考えください。
FXトレードをするならば金融商品取引業の登録を受けた正規のFX業者の口座を開設し、そのFX口座に入金してトレードしましょう。
【自動売買ツールの販売】
自動売買ツールの販売者の全てが悪質とは限りませんが
「勝率が非常に高い」「短期間で大儲け」
といった内容を強調している人は怪しいです。
非常に高い勝率を実現するには早過ぎる利食いと遅過ぎる損切りを実行する必要があります。これでは損失に対して利益が少な過ぎる結果となります。
短期間で大儲けするには非常に大きなポジションサイズでトレードする必要があります。無論短期間で大損害を被るリスクも非常に高くなります。
FXで非常に高い勝率を維持しつつ短期間で大儲けを狙うのは極めて再現性の低い無謀な行為です。
そもそも金融商品取引業の登録を受けた殆どのFX業者は自動売買ツールの使用を一切認めていないか、そのFX業者が用意した自動売買ツール以外の自動売買ツールの使用は認められておりません。外部の自動売買ツールを使用すれば規約違反となり口座凍結などの処罰を受ける事となります。
わざわざ怪しい個人から高額の費用を掛けて購入したり、規約違反や個人情報を悪用されるリスクを負ってまで自動売買ツール使用するのは全くお勧め出来ません。
自動売買をお望みでしたら金融商品取引業の登録を受けたFX業者が用意した正規の自動売買ツールを使いましょう。
【元本保証】
正規のFX業者でトレードする場合は元本保証がされておりません。そんな中で元本保証を謳うFXトレードの勧誘を受けると魅力的に感じるかもしれません。しかしFXで元本保証する事は違法です。(出資法第1条)
【ポンジスキーム】
FXトレードをしている振りをして出資を募り、配当の支払いを約束してきます。実際はFXトレードをしているのではなく、後から出資した人のお金を使って配当の支払いをしております。これは所謂ポンジスキームにあたります。
銀行などの例外を除き、不特定多数の人達からお金を預かって継続的に運用する行為は違法です。(出資法第2条)
【出金時に高額の手数料を要求】
貴方が預けたお金を出金する際にお金を預ける際には説明されなかった高額の手数料を要求してきます。
税金の支払いなどと称して、あたかも手数料を支払うのは当然であり説明しなかった事に非は無いかの様な態度をとってきます。
何かと理由をつけて出金に応じないというケースもあります。海外FXをはじめとした金融商品取引業の登録を受けていないFX業者が「貴方が規約違反をしたので出金出来ません」がその典型です。
【情報商材・セミナー】
「FXの必勝法」「安定的に稼ぐ方法」「短期間で大儲けする方法」などと謳って情報商材の販売やセミナーを行いお金を払わせてきます。その手の内容の殆どがインターネットで無料で閲覧出来るものであったり、出鱈目であったりします。それなのに要求してくる金額が非常に高額である事もあります。
全ての情報商材・セミナーを否定する意図はございません。
【海外FXの使用を勧めてくる】
金融庁が海外FX業者に対して警告を発しております。
日本の居住者に対してFX業を行うには金融商品取引業の登録が必須です(金融商品取引法第29条)。この登録を行っていない海外所在のFX業者の事を海外FXと呼ばれております。無論海外所在のFX業者でなくても日本の金融庁の登録を受けずにFX業を行う事は違法です。
詐欺師が海外FXを勧めて来る理由は海外FXのIB報酬目当てです。
IB報酬とは、FX業者にトレーダーを紹介して、紹介されたトレーダーがFXトレードをする事で紹介者が報酬を受け取れるというものです。紹介されたトレーダーがFXトレードを継続していれば紹介者が報酬を継続的に受け取れるという点が特徴です。
IB報酬を受け取るという行為は、「店頭デリバティブ取引の媒介、取次ぎ」に該当します(金融商品取引法第2条第8項)。IB報酬の紹介者が金融商品取引業の登録を受けていないのであれば違法行為です(金融商品取引法第29条)。紹介者が金融商品取引業の登録を受けていても紹介先が無登録業者なら幇助(正犯の実行行為を手助けする行為)となり犯罪です(刑法第62条1項)。
【儲かっている所ばかり見せる】
FXに必勝法はありません。一流のトレーダーであっても損切りは頻発します。適切な損切りを実施しているトレーダーであれば長期間に渡って大きな値幅の利食いばかりが頻発する確率は天文学的に低いのです。
高額の利食いに成功している所ばかりを見せつけて来る人は非常に怪しいのです。
勝率100%の取引履歴を作る方法はとても簡単です。(実際には儲かっておりません)デモ口座を2つ用意して同じタイミングで同じ通貨ペアでそれぞれ逆のポジションを持てば良いのです。
【例】
①「デモ口座A」でドル円100万通貨買いエントリー
② ①を実行して直ぐに「デモ口座B」でドル円100万通貨売りエントリー
③ 適当な値幅で「デモ口座A」と「デモ口座B」の両方で指値を設定
④ 利食い出来た口座の取引履歴のみ公開
上記の①~④を繰り返していれば誰でも大儲けしてばかりの凄腕トレーダーを装う事が出来ます。
「デモ口座のトレード」と「本番口座のトレード」との違いを見極めるには以下のポイントを確認しましょう。
①金融商品取引業の登録を受けたFX業者の公式アプリを使用しており、そのアプリは「デモ口座」と「本番口座」の見分けがつきます(デモ口座の場合は「DEMO」や「バーチャル」などの表記がある)。
②取引画面の一部を切り取ったものではなく全体を公開しており、画面の加工もされていない(「DEMO」や「バーチャル」などの表記が見えなくなる処理がされていない)
尚、本番口座であっても2つのFX業者を使用して上記の【例】で説明したやり方をすれば勝率100%の取引履歴を見せる事は出来ますが、その場合は「スプレッド」「スリッページ」の影響でやればやる程どんどん実際のお金が減って行きます。
【詐欺対策】
お金を払わない、個人情報を教えない・入力しない、怪しいリンクをクリックしない事が重要です。
FXは自分で調べて考えて自分でトレードするものです。他人に自分のお金を預けて他人に自分の代わりにトレードしてもらうものではありません。
詐欺の疑いがある場合に相談する連絡先は「警察相談ダイヤル」(電話番号 9110)や「消費者ホットライン」(電話番号 188)です。
【身元が分からない相手とは関わらない】
詐欺師は相手が騙された事に気づいた時には自分と連絡が取れない様にしています。自分が何者なのかをはっきり示さない人は危険です。こちらの情報を教える前に相手が何処の誰なのかをはっきりさせましょう。
相手が名乗った会社名・団体名とその連絡先をweb検索などを使用して実在するのか調べましょう。実在を確認出来なければ怪しいのは勿論の事ですが、実在していても名乗った相手が嘘をついているかもしれません。不審に感じたらそれ以上関わらない事をお勧めします。
敢えて関わるのであれば、相手がこちらに何を要求したのか記録しておき、その相手が存在するかと、その様な方法でのアプローチを行っているのかを実在を確認した連絡先で確認しましょう。相手が教えた連絡先ではなくweb検索などを使用して実在するのか調べた連絡先です。確認出来なければ詐欺のリスクが高いと判断して関わりを絶つのが賢明です。
例えば携帯電話料金の支払いが滞っているので支払えという内容のSMSが来たとします。その場合はその携帯電話会社に電話して以下の様に尋ねます。
「〇〇会社の〇〇さんからSMSで携帯電話料金の支払いが滞っているので以下のリンク先から至急支払いをしてくださいと言われました。御社はこの方法での支払いを受け付けているのですか?〇〇さんは御社の方ですか?」
いいえと答えられるでしょう。
【安易にリンクを開かない】
webサイトへのリンクが貼ってあるメールなどのリンク先を見たいのであれば、そのリンクからwebサイトを開かずに信頼できる検索エンジンを使用して公式サイトから情報を閲覧する様にしましょう。
【証拠を押さえる】
不審者からの要求は基本的には無視するのが非常に有効な手段です。しつこく絡まれた場合はその記録を残しておきましょう。
電話などの音声がある場合は録音する、メールなどの文章・画像がある場合はスクリーンショットなどで保存しましょう。
無視したり、明るみになったりして困るのは貴方ではなく詐欺師の方です。脅しや同情を誘う行為に屈せずに強かにその証拠を押さえておきましょう。明確な証拠があれば警察や消費者庁も迅速な行動を起こし易くなります。
【SNS対策】
SNSを通じてFX詐欺の被害に遭わない為に以下の項目に当てはまる場合はその相手との関りを避けましょう。特にリンクを開かない事を徹底しましょう。
①匿名を貫く
②ダイレクトメッセージ以外の連絡手段を示さない
③アカウントが作成されたのが最近
④フォロワー数が0又は極僅か
⑤投稿が0又は極僅か
⑥企業や公共機関のアカウントの筈なのに認証バッジが無い(Xのアカウント)
【金融商品取引業の登録を受けたFX業者を使う】
日本の居住者に対してFX業を行うには金融商品取引業の登録が必須です(金融商品取引法第29条)。預けたお金が返って来ないなどの被害に遭わない様に必ず金融商品取引業の登録を受けた正規のFX業者でトレードしましょう。
無登録の海外FX業者は日本の法では取り締まるのが困難です。海外FX業者でトレードすると出金拒否などのトラブルが起きるリスクが高く、トラブル発生時に法の保護を受けれずに泣き寝入りとなってしまう危険性があります。
金融商品取引業の登録を受けた正規のFX業者であれば日本の法で厳しく取り締まられており、トラブルが起きるリスクが圧倒的に低くなります。万が一トラブルが起きても信託保全により貴方がFX口座で保有しているお金は全額保証されております。
FXの信託保全とは、FX業者が倒産などにより顧客からの出金依頼に応じる事が出来なくなった時に提携している銀行が代わりに貴方がFX口座で保有しているお金を全額返金してくれるというものです。金融商品取引業の登録を受けたFX業者ならば全て信託保全を実施しております。
#この記事は筆者(tetsuryu)の独自解釈であり内容の正確性を保証するものではありません。